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chair
light
furniture
interior goods
tableware
ドイツ人デザイナー、ステファン・ディーツは、食における東洋と西洋の文化のバランスを検証し、現代のスタンダードとなるテーブルウェアシリーズを開発しました。効率的な生産過程を生み出した結果、多くの磁器製品は特別なものではなくなりましたが、彼は規格化される生産を危惧し、職人の技術が求められる、現代的なコレクションを提案しました。歪みのない繊細なラインが側面から裏までつながる美しい食器のシリーズです。
ドイツ生まれ。1991年から家具職人として働いたあと、シュトゥットガルト造形美術大学でインダストリアルデザインを学ぶ。2003年に自身のスタジオを設立。素材と技術を徹底的に研究し、それらの限界と可能性を理解することに取り組むアプローチで数多くの製品をデザインする。機能から導かれたシンプルで完璧な、そして人々の要求に応えるようなデザインが特徴。家具、テーブルウェア、インダストリアルデザインや展示デザインまで手がける 領域は広範囲に渡り、e15、HAY、Thonet、ウィルクハーンといったブランドと長くコラボレーションしている。iFゴールドアワード、レッド・ドット・デザインアワードベスト・オブ・ザ・ベスト、ドイツ・デザイン賞といった国際的な賞を多数受賞している。
「2016/」は有田焼の歴史と技術を継承する、グローバルブランドです。四世紀もの間受け継がれてきた、職人による技と、海外で活躍するデザイナーの感性を融合させ、これまでにない、現代的な器のシリーズを開発しました。1616年。九州の北西部に位置する有田の山の中で偶然発見された陶石の欠片は、人々の知恵と努力によって美しい陶磁器に姿を変え、400年もの間、世界中の人々を魅了してきました。歴史や時代に翻弄されながらも、有田の人達は探求を繰り返し、色あせる事のないものづくりの精神は今日の有田を支える人達に受け継がれています。2016年。400年という節目の年に、世界に散らばる16組の優れたデザイナーと共に、新たな陶磁器ブランド「2016/」が誕生しました。「2016/」はクリエイティブディレクターである柳原照弘とショルテンアンドバーイングスが手がける「エディション」と、15組のデザイナーが手がける「スタンダード」の2つのシリーズがあります。多様な文化背景を持つデザイナー達が有田焼を再解釈し、有田の技術を結集して、世界の日常に寄り添う新たなスタンダードを生み出しました。
品質の高さを示す歴史と伝統日本有数の焼き物の産地、佐賀県・有田。この地で日本最初の磁器(白磁)が生まれたとされています。はじまりは、1616年。陶工・李参平によって歩みを始めた“有田焼”は、時とともに新しい試みを続け、現在へ受け継がれていくこととなります。1650年頃からは海外への輸出も始まり、高級磁器として名高いマイセン(ヨーロッパ初の硬質磁器窯)にも影響を与えたといわれ、世界でも通用する焼き物の一大産地へと成長を遂げます。その後時代に合わせて、業務用食器、工業製品、美術品など多彩な姿を見せてきた有田焼をそれを実現しているのは、400年の歴史に裏打ちされた確かな技術があってこそなのです。