About
Reading
chair
light
furniture
interior goods
tableware
当店fremtidenは正規取扱販売店です。すべての商品はメーカーの正規ルートを通じて取り扱っております。万一、商品に不具合などあった場合はもちろん、修理なども承っております。詳しくはお気軽にお問い合わせ下さいませ。
蟻の形を彷彿とさせる背もたれと細い3本のスチール脚の組み合わせは、当時としてはとても斬新なデザインでした。エレガントかつ軽快な印象を与えるアリンコチェアは、コーディネート次第で上品にもカジュアルにも空間の雰囲気を演出してくれます。また、スタッキングできる機能性に加え、その重ねられた佇まいにもヤコブセンのこだわりを感じます。
開発時、強度の確保が大きな難題だったといいます。その試行錯誤を経て辿り着いたシェルの形状。しかし今では驚くほどの強度に進歩しています。また、9層の成形合板で構成される背座は、ピタリと身体に沿い、安定感ある座り心地。さらに、もたれかかると程よく“しなり”が生まれ、一層の快適さを感じます。
アリンコチェアの開発はアルネ・ヤコブセンの新たな挑戦でした。そんな彼にとって、1947 年発表のAX シリーズなど、すでに成形合板による家具の開発を推し進めていたフリッツ・ハンセンは、この上ないパートナーだったといえます。この1脚が誕生したからこそ、1955年のセブンチェア発表へと繋がっていったのです。
20世紀を代表する建築家兼プロダクトデザイナー。デザインは建物だけでなく、家具、食器、カトラリーなど多岐に渡り、“トータルデザイン”を象徴しています。ヤコブセンは、率先して新しい素材を取り入れるなど、デンマークモダンデザインの発展にも大きく寄与しました。完璧主義のもと、全てのプロダクトが計算し尽くされています。
1872年、家具職人フリッツ・ハンセンが創業。デンマーク初のスチール製家具の発表や、“セブンチェア”に見られる成形合板ラミネート加工技術でも成功を収めました。建築家や家具デザイナーとの協働によって、高品質で先進性を取り入れてきた歴史は今に受け継がれ、時代に流されないデザインを発信し続けています。