指先から感じる器の心地よさ
どこか優しさを感じるプレート。
澄んだ朝、食器棚に手を伸ばすと返ってくる、“さらり”と“つるり”の感覚。
指先から伝わる感触から、次第に身体が目を覚ます。
朝食の準備は1日のはじまり。
「CMA Stack Plate」は、磁器特有のひんやりとした印象のない、どこか優しさを感じるプレート。
釉薬の塗り分けが、異なる素材感の2色のコントラストを生み出します。
グレーがかった個性ある表情、独特な手触り、そして底面に向かう緩やかな丸みなど、すべてが柔
らかな雰囲気につながっています。重ねておいても圧迫感を感じません。
7サイズ展開とバリエーションも幅広く、セシリエ・マンツがこだわるサイズ感も絶妙です。
また、有田焼は高温で焼しめる製法により耐久性も高く、電子レンジ、食洗機の使用も可能。実用
性も兼ね備えています。
サイズを使い分ける楽しさを
79mm、105mm、130mm、155mm、180mm、205mm、230mm
Stack Plateには、7つのサイズが用意されています。
おおよそ25mmの大きさの違いで変わる食卓の雰囲気。
お料理、食事をする人、食卓の雰囲気の中から最適なサイズを選ぶ楽しさを提案します。
この場面には、このお皿。
Fremtidenは、その楽しさを体験してほしい思いで、今回7つのサイズをセットにしました。
あなただけの組み合わせ、選ぶ楽しさを体験ください。
空間と時間をつくる器
世界を席巻するデンマーク人デザイナー、
セシリエ・マンツは、何百枚ものスケッチや数知れない試作を経て、
1616/arita japanに新しいコレクションを誕生させました。
北欧を代表するインテリアブランドでのデザインなど、
数々の名作を生みだしてきた彼女らしい、
有田焼への新しいアプローチ。
2022年1月に発表された「CMA“Clay”collection」は、
“世界中のキッチンに似合う”を
コンセプトに、食事を楽しむだけでなく
その空間で過ごす気分を満たしてくれるコレクションです。
食卓に並ぶシンプルな器は色とりどりの料理と合わせて楽しむことができるし、食器棚の中で整然とスタッキングされる姿は食器たちのOFFの表情も美しく見せてくれる。
フラット、ディープ、ロー、トールの4つの要素で構成される食器は、重ねて魅せる収納としての楽しみも最大限に引き出してくれます。
また、「キッチンに似合う」は単に食器だけを意味しません。
北欧では食卓でキャンドルを灯すことが日常的。そこに似合うキャンドルホルダー。
食卓には季節のお花も飾られる。そこに合わせるのはフラワーベース。
キッチン・ダイニングを囲むアイテムを揃えることで調和が図られ、そこに落ち着きある空間が生まれます。
世界のスタンダードとなる、洗練された有田焼
CMA“Clay”はセシリエ自身が土の素材選定から行い、
その世界観をつくり上げています。 有田焼の伝統である白(ホワイト)と、
生成りがかったナチュラルなグレー(アースグレー)の2種類の土を採用しており、
特にアースグレーはあえて土本来の素材感を残すことで、1点1点に自然な色味、表情が現れます。
また女性目線で徹底してこだわった、柔らかさを感じるフォルム、
そして絶妙なサイズ感からも日常へ向けられた彼女の高い意識を窺うことができます。
/ セシリエ・マンツ Cecilie Manz
1972年デンマーク生まれ。デンマーク王立芸術アカデミーで学んだ後、ヘルシンキ芸術デザイン大学へ進み、1998年コペンハーゲンに自身のスタジオを設立。シンプルで美しく、機能的なプロダクトを目指す彼女のデザインは、家具、テーブルウェア、照明、電子機器など多岐にわたる。「すべての作品はひとつの物語の断片として捉えられ、時間や機能を超えてアイデア、素材、美意識の観点からさまざまなプロジェクトに結びついています」と語り、自らの足でリサーチを重ねスケッチをし、試作を繰り返しコンセプトを作るプロセスを大切にしている。The Crown Prince Couples Cul-tural Award 2014(デンマーク)、Designer of the Year 2018、Maison&Objet Paris、E. Kold Christensen’s Award of Honour, Chevalier des Arts et des Lettres 2019(フランス)など数々の名誉ある賞を受賞。
/ 株式会社 百田陶園
1616/arita
japanの製造元。前身の百田家は1647年(正保4年)~1871年(明治4年)まで鍋島藩有田皿山代官所統括のもと、窯焼きの仕事に従事。その情熱を受け継ぎながら現在は有田焼の総合商社として、有田の窯元と共に妥協のないものづくりをつづけている。
2012年、クリエイティブディレクターとしてデザイナー・柳原照弘を迎え、1616/arita japanのブランドを立ち上げる。
その後、2016年には有田焼創業400年事業として行政とも連携し、「2016/」をスタート。有田焼だけにとどまらず、有田の町の再生へ向けた取り組み、世界へ向けた発信も行っている。
コンテンツ / テキストデザイナー紹介
Contents / Text Designers
/ 安達 剛士 Tsuyoshi Adachi
コンテンツ・テキストデザイナー。1982年、鳥取県生まれ。
北欧インテリアショップに10年以上勤務し、鳥取、東京で約8年間店長を経験。
北欧の暮らしにある本質的な豊かさに魅了され、自分らしさを楽しめる暮らし、コーディネートを多数手掛けた。
加えて北欧家具メーカー輸入代理店のブランドマネージャー経験も活かし、
2022年より故郷の鳥取に戻り有限会社フォーリア・インテリア事業部を設立。
ディレクション、コーディネートなども含め広くインテリアに携わる。